- シーメンス、LG Energy Solutionと覚書を締結:バッテリー製造の知能化の分野で提携
- サプライチェーンにおけるカーボンフットプリントを最小化、ESG目標をサポート
- 最初の協業は、テネシー州にあるUltium Cells LLCで実現
- シーメンス、バッテリー製造技術の進歩と効率化のための技術パートナーとしての地位を強化
シーメンスは、世界有数のバッテリーメーカーであるLG Energy Solution(LGES)と、バッテリー製造分野、特に生産工程のデジタル化における連携を強化するための覚書(MoU)を締結しました。ソウルのLGES本社で、シーメンスAG取締役 デジタルインダストリーズCEOであるセドリック・ナイケとLGESのCEOであるYoung Soo Kwon氏が署名したこのMoUに基づき、両社は、世界各地のLGESの生産施設で、バッテリー製造の知能化プロセスを促進していきます。
- SiGreen、サプライチェーン全体における製品カーボンフットプリントのトラッキングを実現
- 分散型でオープンなEstainiumネットワーク、排出量データを真のエコロジカルフットプリントに統合
- データ利用により、資源の適正配備、環境に優しく持続可能な経済を促進
製品のエコロジカルフットプリントの最大の割合をサプライチェーンが占めていることから、産業界の脱炭素化はすべてのステークホルダーが協力して取り組まなければならない課題です。オートメーション技術と産業ソフトウェアのリーディングカンパニーであるシーメンスは、実際の製品カーボンフットプリント(PCF)に関する情報を効率的に照会、算出、送信するソリューションを初めて発表しました。SiGreenにより、製品の実際のカーボンフットプリントを測定するために、サプライチェーンにおいて排出量データを交換し、企業自身の価値創造活動からの排出量データと連結することができるようになります。シーメンスはこの実現に向け、信頼できる製PCFデータをメーカー、サプライヤー、顧客、パートナーが交換できるよう、業界横断型のオープンなEstainiumネットワークを立ち上げました。SiGreenのサポートにより、企業は製品カーボンフットプリントをトラッキングし、定量化可能な効果が得られる目標削減策を講じることができます。CO2管理を行うことで、カーボンニュートラルな生産を促進し、サステイナビリティを重要な競争力に変えることができます。
- ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス、シーメンスがをインダストリーグループで最もサステナビリティの高い企業と評価
- シーメンスの点数は、100点満点中81点
- イノベーション、サイバーセキュリティ、および業界や製品に関連する環境保護など6つのカテゴリーにおいてグローバルリーダー
ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)において、シーメンスは、同じインダストリーグループのランキング対象である45社の中で第1位を獲得しました。DJSIは、世界的に確立されたサステナビリティのランキングであり、投資会社であるスタンダード&プアーズ社が、インデックスプロバイダーであるダウ・ジョーンズ社に代わって毎年作成しています。シーメンスは、DJSIが最初に公表された1999年以来、毎年このランキングに入っています。
- 2021年度の受注は合計714億ユーロ、売上は623億ユーロと、2桁の割合で伸びを示しました(2020年度:受注580億ユーロ、売上553億ユーロ)
- インダストリービジネスの利益(Adjusted EBITA)は17%大幅増の88億ユーロ - 利益率(Adjusted EBITA)は15.0%に上昇(2020年度:14.3%)
- 純利益は純利益のガイダンスを上回って59%増の67億ユーロ(2020年度:42億ユーロ)に増加
- フリーキャッシュフローは82億ユーロの新記録を達成(2020年度:64億ユーロ)
- 1株当たり4.00ユーロの配当を提案(2020年度:3.50ユーロ)
- 2022年度の見通し:シーメンスでは、売上は前年同期比で1桁台半ばの成長を見込み、PPA前の基本的な1株当たり利益は8.70~9.10ユーロ(2021年度:8.32ユーロ)と予想
シーメンスは、2021年度(2021年9月30日締め)に、67億ユーロの純利益を記録し、純利益のガイダンスを上回る優れた業績を達成しました。4つのインダストリービジネスすべてにおいて、また、すべての地域において増益を達成し、テクノロジーに特化した企業への変革が成功したことを明確に示しました。新型コロナウイルスパンデミックの影響を受けた複雑なマクロ経済環境や、主に電子部品や原材料に関連するサプライチェーン・リスクが継続していましたが、これらのリスクを軽減することができました。
- ドバイ万博の会場、インフラをシーメンスのデジタル技術で接続、世界のスマートシティの雛形に
- シーメンス、会場管理者向けにWebベースのスマートシティアプリを設計、効率の最適化、エネルギーの節約、排出量の抑制および安全性の向上を実現
- ドバイ万博、インフラストラクチャー、製造および輸送のデジタル化に関するインタラクティブな体験を、シーメンスのお客様に提供
2020年ドバイ万博が世界に向けて開幕しました。シーメンスは、会場の建物やその他のインフラストラクチャーを永続的な遺産の一部とする技術を提供しています。
- 2021年のトレーニングでは、約1,300人の実習生と職場体験プログラムの大学生が、シーメンスでプロフェッショナルとしてのキャリアをスタート
- コロナ禍の影響を受けた2年目、デジタル化による課題に対応するトレーニングを実施
- バーチャルトレードショーポータル「SIEYA」、新しいオンラインアセスメント機能、および以前開始したDigital Insightsプログラムにより、プロフェッショナルキャリアの最適なスタートを実現
- 9カ国16人の若者が、ベルリンで12か月間のInternational Tech Talentsトレーニングプログラムをスタート
約1,300人の実習生と職場体験プログラムの大学生が、9月1日からシーメンスの20の拠点でプロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせます。このうち、800人の実習生がシーメンスAGで、200人がシーメンスモビリティで、110人がSiemens Healthineersでトレーニングを実施します。さらに、Siemens Professional Educationでは、これらの研修生に加えて、シーメンスの外部パートナーから190人の研修生が参加し、職業訓練プログラムを実施します。
- 受注額は、強い顧客志向とグローバル経済の回復を反映して、205億ユーロ(2020年度第3四半期は139億ユーロ)
- 売上は大幅に増加し、161億ユーロ(2020年度第3四半期は130億ユーロ)
- インダストリービジネスの調整済みEBITAは、29%増の23億ユーロ
- 調整済みEBITAマージンは今期も上昇し、15.3%(2020年度第3四半期は14.3%)
- 純利益は、ほぼ3倍となる15億ユーロを計上(2020年度第3四半期は5億3500万ユーロ)
- フリーキャッシュフローは23億ユーロ(2020年第3四半期:25億ユーロ)と当期も優秀な結果
- 2021年の見通しを再度引き上げ - 純利益は61億~64億ユーロが見込まれ(以前の見通しは57億~62億ユーロ)、これにはバリアン・メディカル・システムズの取得関連の影響が含まれる
シーメンスは、第3四半期もすべてのビジネスと地域において、加速する高付加価値成長の航跡を描き続けました。新型コロナウィルスパンデミックや為替変動のマイナスの影響はありましたが、第3四半期は、全社的に市場で成功を収め、グローバル経済の回復によるプラスの勢いを味方につけたといえます。主に電子部品と原材料に関して、それに原材料の価格高騰と、サプライチェーン上の困難が継続していますが、うまく乗り切ることができました。パンデミックの影響を大きく受けた2020年度第3四半期と比較すると、シーメンスは受注と売上でなんと2桁成長、純利益もほぼ3倍を達成しました。今年度に入ってから9か月間の好調な業績を受け、シーメンスは2021年度通期の見通しを再度引き上げ、為替変動とポートフォリオ効果の影響を除いた比較可能ベースで、全社を通して11~12%の売上増加(以前の見通しは9~11%)、純利益は61億~64億ユーロ(以前の見通しは57億~62億ユーロ)を見込んでいます。