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2020年度第4四半期決算報告

異例の情勢下、すばらしい業績

2020年7月1日~9月30日
「シーメンスのチームは、異例の1年を力強く締めくくりました。新たなシーメンスの体制を整えるとともに、当社のインダストリービジネス、決算結果ともに当四半期は前年同期を上回りました。エネルギー事業を分社化し、フレンダーを売却したシーメンスは、今後産業の変革をリードするための最適な位置についています。」― シーメンスAG社長兼CEO ジョー・ケーザー
2020年度通期
  • 受注は600億ユーロ、売上は571億ユーロ、出荷受注比率は1.05。
  • これらの数字は、為替の影響およびポートフォリオ効果を除く名目、比較可能ベースで、前年度比で受注は7%、売上は2%減少。
  • インダストリービジネスの利益(Adjusted EBITA)は、前年度から3%減の76億ユーロ。利益率14.3%は、これに1.5ポイント貢献したベントレー・システムズの株式による8億ユーロの効果を含むが、0.9ポイント押し下げた5億ユーロの退職手当費用により一部相殺される。インダストリービジネス以外では、株式投資の減損5億ユーロの影響を受けた。
  • 前年度は非継続事業からの利益は5億ユーロであったが今年度は非継続事業で1億ユーロの損失があり、純利益は42億ユーロに減少し、純利益からの基本1株当たり利益(Basic EPS)は5.00ユーロとなった。
  • 現金回収が厳しい状況であったにもかかわらず、フリーキャッシュフローは明確に上昇し64億ユーロとなり、過去10年で最も高い水準に到達。
  • エネルギー事業の分社化に伴い、シーメンスは、シーメンスエナジーAG株の55%をシーメンス株主に分配し、さらに、9.9%をシーメンスペンショントラストe.Vに譲渡。残りの35.1%はシーメンスが保有しており、シーメンス エナジーへの投資として連結財務諸表への調整で報告されている。
  • シーメンス エナジーの分社化が無事終了後、シーメンスは、当社の目標とする配当性向の上限3.00ユーロに0.50ユーロを上乗せし、1株当たり3.50ユーロの配当を提案。

2020年度第4四半期
  •  受注は、前年同期とほぼ同水準の156億ユーロ、売上は前年同期比6%減の153億ユーロ。受注および売上は、マイナスの為替影響により大きな影響を受ける。出荷受注比率は1を上回り、1.02。
  • 比較可能ベースで、受注は2%増、売上は3%減。
  • インダストリービジネスの利益(Adjusted EBITA)は26億ユーロに増加。インダストリービジネスの利益率18.7%は、これに3.8ポイント貢献したベントレー・システムズの株式による5億ユーロの効果を含むが、0.8ポイント押し下げた1億ユーロの退職手当費用により一部相殺される。インダストリービジネス以外では、既述の株式投資の減損5億ユーロがある。
  • 純利益は、非継続事業からの利益8億ユーロにより2019年度第4四半期から28%増の19億ユーロとなった。基本1株当たり利益(Basic EPS)は2.20ユーロ。
【参考資料】
本資料はシーメンス AG(ドイツ・ミュンヘン)が2020年11月12日(現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。
11月12日開催のAnnual Press Conference関連資料(英文)https://press.siemens.com/global/en/event/annual-press-conference-2020

コンタクト

シーメンス株式会社 コミュニケーション 今村