- 日本におけるバイオマス発電向け蒸気タービンの連続受注に成功
- 高い発電効率と世界的に豊富な実績による信頼性が採用の決め手
- 産業用蒸気タービンメーカーとして日本市場における地位を強化
シーメンス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:藤田研一、以下シーメンス)は、東洋エンジニアリング株式会社から蒸気タービンと関連製品を日本におけるバイオマス発電所向けに受注しました。受注した機器は、発電出力51.5MWの蒸気タービン、発電機、周辺機器です。これらの機器は2021年に営業運転開始予定の富山県高岡市にエクイスバイオエネルギー株式会社が開発するバイオマス発電所にて活用されます。
- 新たな企業体制:「ガス&パワー」、「スマートインフラストラクチャー」、「デジタルインダストリー」の3つの「事業会社」 および Siemens Healthineers、シーメンス・ガメサ、シーメンス・アルストム(予定)の「戦略会社」
- 各事業の独立性を高めて成長を加速:売上高、利益目標を高める
- デジタル事業の拡大:Mendix社の買収
- 新たな成長分野:IoT統合サービス
シーメンスは、組織の簡素化、スリム化を図り、成長のスピードを加速、収益性を高めることで、長期的な価値を創出するための戦略であるVision2020+を発表しました。この新たな戦略は、シーメンスの強力なブランドの下で個々の事業に大幅に独立性を持たせ、市場によりフォーカスすることを目的としています。さらに新たな成長分野であるIoT統合サービス、分散型エネルギー管理、電動モビリティ向けのインフラソリューション等へ投資することによる、成長ポートフォリオの強化を目指しています。シーメンスが既に世界市場でリーダーの地位を獲得している産業デジタライゼーション分野の拡大により、今後中期的に、シーメンスの産業関連ビジネスにおける年間売上の成長率と利益率が2%増加し、基本1株当たり利益が売上より早く向上することが見込まれます。
- シーメンス株式会社、モーションコントロールおよびドライブ事業を安川シーメンスオートメーション・ドライブ株式会社から自社へ移管、ハードウェアとソフトウェアを統合して提供し、デジタル化を推進。
- シーメンス株式会社、保有する安川シーメンスオートメーション・ドライブ株式会社の全株式を株式会社安川電機に譲渡、モーションコントロールおよびラージドライブ事業を譲受して自社に移管する契約を締結。今後も両社は戦略的パートナーとしての関係を維持。
- 今回の株式と一部事業の移管は、シーメンスVision2020の施策の一環。
シーメンス株式会社(代表取締役:藤田 研一、本社:東京都品川区、以下SKK)は、株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩、以下YEC)に、合弁会社である安川シーメンスオートメーション・ドライブ株式会社(代表取締役:中村 公規、本社:東京都品川区、以下YSAD)のSKKが保有する全株式を譲渡し、YSADの一部事業(モーションコントロールおよびラージドライブ事業)を譲受、公的機関への届け出の受理の後、SKKに移管を前提とする契約を7月12日に締結しました。株式売却の後、YSADの新会社名は安川オートメーション・ドライブ株式会社(以下YAD)となる予定です。