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過去最高水準の会計年度を力強く締めくくる

シーメンスは、2023年度(2023年9月30日終了)においても利益ある成長の軌道を順調に継続し、過去最高の業績を複数記録することができました。シーメンス事業部門の歴史的かつ記録的な好業績の中でも、通年の売上高は為替変動と製品ライン構成の影響を除いた比較可能ベースで11%増となり、すでに上方修正したガイダンスの上限(9%から11%)に達しました。インダストリアルビジネスの利益および収益性は、純利益とともに過去最高水準に達しました。当社の優れた業績を受け、株主の皆様への還元を充実させていきたいと考えています。監査役会と取締役会は、2022年度の1株当たり4.25ユーロから4.70ユーロへの増配を提案しています。             
シーメンスAGのローランド・ブッシュ代表取締役社長兼CEOは、「2023年度は複数の記録を更新した年でした。インダストリアルビジネスでは、利益と利益率が過去最高水準に達し、純利益はほぼ倍増し、歴史的な高水準となりました。この素晴らしい結果に多大な貢献をしてくれた世界中の従業員に感謝したいと思います。当社の戦略は実を結んでおり、今後も、お客様によるデジタル化と持続可能性への変革を加速してまいります」と述べています。
シーメンスAGのラルフ・P・トーマスCFOは、「2023年度もシーメンスは価値創造の成長路線を継続し、フリーキャッシュフローは史上初めて100億ユーロを超えました。この好業績を受け、株主の皆様には、4.70 ユーロへの増配(配当利回りは3.5%)をご提案すると共に、自社株買いプログラムを拡大することで還元してまいります」と述べています。

純利益はほぼ倍増 - フリーキャッシュフローは過去最高を記録

2023年度の売上高は、比較可能ベースで前年度比11%増の778億ユーロ(2022年度は720億ユーロ)となりました。受注高は前年度比7%増の923億ユーロ(2022年度は890億ユーロ)となりました。出荷受注比率(BBレシオ)は1.19と、良好な水準になりました(2022年度は1.24)受注残高は1,110億ユーロとなり、その質も高く、過去最高を再度記録しました。
デジタル事業では急成長が続いており、約12%増の73億ユーロ(2022年度は65億ユーロ)となり、すでに発表していた年平均10%という成長率を2023年度は大幅に上回ることができました。
インダストリアルビジネスの利益は、11%増の114億ユーロ(2022年度は103億ユーロ)となりました。利益率は15.4%に改善しています(2022年度は15.1%)。純利益は85億ユーロ(2022年度は44億ユーロ)となりました。これら3つの実績はすべて、当社の史上最高記録です。これに対応する、企業買収時の取得原価配分前の基本1株あたり利益(PPA前EPS)は10.77ユーロでした(2022年度は5.47ユーロ)。PPA前EPSに0.84ユーロ寄与したシーメンスエナジーへの投資分を除くと、PPA前EPSは9.93ユーロとなり、ガイダンス値の9.60~9.90ユーロを上回りました。
グループレベルでの継続事業と非継続事業からのフリーキャッシュフローは過去最高額の100億ユーロとなりました(2022年度は82億ユーロ)。インダストリアルビジネスのフリーキャッシュフローも、104億ユーロ(2022年度は97億ユーロ)という過去最高額に達しました。

第4四半期についても、インダストリアルビジネスで過去最高業績をあげ、力強く締めくくる

2023年第4四半期において、受注高は比較可能ベースで6%増の218億ユーロとなりました。これは、Siemens Healthineersとスマートインフラストラクチャーが伸びたことに加え、モビリティの大型案件で数量が増加したためであります。売上も増加し、前年同期比で10%増の214億ユーロ(2022年第4四半期は206億ユーロ)となりました。売上高はすべてのインダストリアルビジネスで過去最高水準となり、中でもスマートインフラストラクチャーが成長に最も貢献しました。インダストリアルビジネスの利益は7%増の34億ユーロとなり四半期ベースで過去最高水準を達成しました。これは、デジタルインダストリーズおよびスマートインフラストラクチャーの大幅増益によるものです。利益率は16.5%に達しました。純利益は、郵便・小包取扱事業の売却益11億ユーロ(税引前)を計上した前年同期の29億ユーロに対し、19億ユーロとなりました。

イノモティクス社について独立会社オプションへの準備に着手

イノモティクス社の会社分離は計画通り順調に実行され、ほぼ完了しました。新会社設立により、顧客、サプライヤー、そして15,000人以上の従業員による経営の効率性と革新的な卓越性が実現します。同社の良好な財務実績と健全な受注残高は、大型ドライブとモーターの主要サプライヤーとしてのイノモティクスの確固たる地位を示すものです。従って、力強さという見地から、イノモティクスの完全独立化の実現に向けた次のステップを開始するための条件がすべて整ったといえます。
このため、シーメンスは、イノモティクス社の株式上場準備を始めてまいります。同時に、第三者からの株式購入提案も慎重に評価し、適切な場合には上場の代替案として検討します。いずれにしても、将来の所有形態が、持続可能で成長志向かつ価値を創造する発展に向けた最良の状態をもたらすようにしてまいります。

2024年度の見通し

2024年度のシーメンスグループの見通しは、地政学的緊張がこれ以上高まらないことを前提としています。このような状況のもと、インダストリービジネスは今後とも利益を生む成長を遂げると見込んでいます。
シーメンスグループについては、売上成長率は前年度比で4%から8%(為替変動と製品ライン構成の影響を除く)、出荷受注比率は1を超えるものと見込んでいます。
デジタルインダストリーについては、2024年度の前年度比売上高成長率を0%から3%と見込んでいます。これは、客先在庫調整の後、オートメーション事業の世界的需要が、特に中国において年度後半に再び回復するという前提に基づいています。利益率は、20%から23%と見込んでいます。
スマートインフラストラクチャーについては、2024年度の前年度比売上高成長率を7%から10%、利益率を15%から17%と見込んでいます。
モビリティについては、2024年度の前年度比売上高成長率を8%から11%、利益率を8%から10%と見込んでいます。
インダストリアルビジネスのこのような収益性ある成長により、企業買収時の取得原価配分前の基本EPS(PPA前EPS)は、2023年度の9.93ユーロから2024年度には10.40ユーロから11.00ユーロの範囲に増加すると見込んでいます(両年度とも、シーメンスエナジーへの投資分を除く)。
この見通しには、法規制上の問題による負担は含まれていません。
このプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
【参考資料】 本資料はシーメンスAG(ドイツ・ミュンヘン)が2023年11月16日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。https://sie.ag/2Mz7q7
シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。資源効率の高い工場、弾力的な供給網、スマートなビルや送電網から、清潔で快適な交通、先進医療に至るまで、目的をもったテクノロジーを開発することで、お客様のために実質的な付加価値を提供します。シーメンスは、デジタルと現実世界を結びつけることで、顧客企業が産業や市場を変革するための力になり、数十億もの人々の日常を変えていく上での支えとなります。またシーメンスは、世界的な大手医療技術プロバイダーとしてヘルスケアの未来を創造する上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。2023年9月30日に終了した2023年度において、シーメンスグループの売上高は778億ユーロ、純利益は85億ユーロでした。2023年9月30日時点の全世界の社員数は約32万人です。詳しい情報は、http://www.siemens.com/にてご覧いただけます。
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日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値想像力の強化をご支援してまいります。2022年9月末に終了した2022年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,155億円、社員数はおよそ2,600人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jpにてご覧いただけます。
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コンタクト

シーメンス株式会社 コミュニケーション 今村