- 世界経済フォーラムのGlobal Lighthouse Networkが主要製造拠点を表彰
- AI、デジタルツイン、ロボティクスにより、エアランゲンの工場の生産性は69%向上し、エネルギー消費は42%削減
- 高性能周波数コンバーター用半導体の内製化に成功
世界経済フォーラム(World Economic Forum、以下WEF)は、ドイツ・エアランゲンにあるシーメンスの工場が、Global Lighthouse Networkの一部であるDigital Lighthouse Factoryになることを発表しました。 この賞は、第4次産業革命技術の応用の最前線に立っている大手テクノロジー企業を表彰するものです。 Green Lean Digitalのアプローチを採用し、革新的な技術とサステナブルな慣行を組み合わせることにより、工場は大きな進歩を遂げ、4年間で生産性が69%向上し、エネルギー消費量が42%削減されました。
- KPS Capital Partnersがイノモティクスの新たな親会社に
- シーメンス、ポートフォリオ集中の新たな一歩を踏み出す
シーメンスAGは、イノモティクスをKPS Capital Partners, LP(“KPS”)への35億ユーロ(企業価値)での売却を完了しました。 2024年5月16日、シーメンスはこの世界有数の電気モーターと大型駆動システムのサプライヤーをKPSに売却する計画を発表しました。
- 売上高は前年同期比5%増の189億ユーロ(2023年第3四半期:181億ユーロ)
- 2024年第3四半期の受注額は198億ユーロ(2023年第3四半期:235億ユーロ)、比較可能ベースで、非常に好調な2023年第3四半期から15%減
- インダストリービジネスの利益は11%増の30億ユーロ(2023年第3四半期:27億ユーロ)
- 純利益は48%増の21億ユーロ(2023年第3四半期:14億ユーロ)
- グループ全体のフリーキャッシュフローは21億ユーロ(2023年第3四半期:30億ユーロ)
- 通年見通しを確認
シーメンスは第3四半期も再び収益性の高い成長軌道を維持しました。 全体として、純利益と利益率を増加させ、再び財務力を証明しました。 1,130億ユーロに達した第3四半期の堅調な大型受注残高と、1倍を超える受注残高比率で、シーメンスは将来に向けて最適な体制を整えています。
- シーメンスAG監査役会、取締役会の拡大を発表
- シーメンスAG取締役デジタルインダストリーズCEO、セドリック・ナイケ(51歳)の契約期間を2025年6月1日から5年間延長
- ピーター・コルト(48歳)、2024年10月1日付けで、シーメンスAGの取締役Siemens Xceleratorおよびシーメンスアドバンタ担当最高技術責任者兼最高戦略責任者に
- ヴェロニカ・ビーナート(51歳)、2024年10月1日付けで、シーメンスAG取締役シーメンスファイナンスサービスCEOとして、シーメンス不動産サービスおよびグローバルビジネスサービスポートフォリオを担当するシーメンスファイナンスサービスCEOに
- ジム・ヘージマン・スナベのシーメンスAG監査役会会長職を2025年2月から2年間延長することを提案
シーメンスAG監査役会は本日、シーメンスの強みを生かし、リーディングテクノロジーカンパニーとしての価値創造を加速させるため、役員の任命について発表しました。 現在の取締役会は、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)とサステナビリティの変革を加速させるために、過去3年間にわたる財務実績と戦略的発展を通じて会社を率いてきました。
- 100点満点中80点獲得でプラチナメダルを獲得
- シーメンス、世界73,000社中上位1%にランクイン
シーメンスは最新のEcoVadis Sustainability Ratingで80ポイントを獲得し、最高の評価であるプラチナメダルを受賞しました。 このスコアにより、このテクノロジー企業は、ビジネスのサステナビリティ評価の大手プロバイダーであるEcoVadisが世界中で評価した約73,000社のうち上位1パーセントにランクされています。
- イノモティクスをKPS Capital Partnersに35億ユーロで売却
- イノモティクスは、33億ユーロの収益を上げ、約15,000人の従業員を擁する電気モーターおよび大型ドライブ事業界のグローバルリーダー
- 将来的にサステナブルかつ成長志向型開発に向けた最良のフレームワークをイノモティクスビジネスに提供
- 2025年度上半期に取引完了予定
- シーメンスがポートフォリオにフォーカスするための新たな一歩
シーメンスAGの取締役会および監査役会は、世界有数の電気モーターおよび大型ドライブの製造会社であるイノモティクスをKPS Capital Partners, LP(以下「KPS」)へ買収価格(企業価値)35億ユーロにて売却することを承認し、契約の署名、締結がされました。KPSへの売却は2025年度上半期に完了する予定で、慣習的な外資および企業合併規制の承認を条件としています。
- 売上高は192億ユーロと前年同期比でほぼ横ばい (2023年第2四半期:194億ユーロ)
- 2024年第2四半期の受注額は205億ユーロ (2023年第2四半期:236億ユーロ)、前年同期比で12%減
- インダストリアルビジネスの利益は25億ユーロで前年とほぼ同水準 (2023年第2四半期:26億ユーロ)
- 純利益は22億ユーロ (2023年第2四半期:36億ユーロ)、2023年第2四半期の純利益には、シーメンスエナジーAGのシーメンス株式持分の減損の戻し入れによる16億ユーロの非課税利益が寄与
- グループ全体のフリーキャッシュフローは13億ユーロ (2023年第2四半期:23億ユーロ)
- グループ全体の前途は安定しているとの見通し
シーメンスは第2四半期に堅調な業績を達成し、デジタル化とサステナビリティ・テクノロジーに対する高い需要に応えることに成功しました。中でも産業用ソフトウェア事業において、半導体業界で特に高い需要があり、力強い成長を示しました。また、顧客からのデータセンター建設需要にも勢い強さを見せました。デジタルインダストリーズの短期的オートメーション事業において、特に中国と欧州での需要が現在低迷しているものの、スマートインフラストラクチャーとモビリティ事業の好調な収益成長によってその減収はほぼ相殺されました。さらに、シーメンスはイノモティクスをKPS Capital Partnersに35億ユーロで売却し、ポートフォリオにフォーカスした重要な一歩を踏み出しました。
- シーメンスは、産業環境でのエンジニアリングに向けたオートメーションを容易にする初の生成AI搭載製品を発表
- Siemens Industrial Copilotは、複雑なオートメーションコードの生成を高速化し、開発時間を短縮し、生産性を向上
- TIAポータルとの連携により、SCLコード生成、HMI視覚化のカスタマイズ、自然言語によるドキュメント検索が可能
- 2024年夏、Siemens Xceleratorマーケットプレイスよりダウンロード可能
ハノーバー・メッセ2024にて、シーメンスは、産業環境におけるエンジニアリングのための初の生成AI搭載製品を発表しました。生成AIを搭載したアシスタントであるSiemens Industrial Copilotは、TIA(Totally Integrated Automation)ポータルにシームレスに接続されています。これにより、エンジニアリングチームは適切に課題を見つけ、プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)の基本的な視覚化とコード生成をより迅速にできるようになります。その結果、反復作業はSiemens Industrial Copilotに任せることができるようになり、チームに対する作業負荷は大幅に軽減されます。さらには、複雑なタスクにおけるエンジニアリングでのエラーが発生しにくくなります。こうしたことは、開発期間が短縮され、長期的な品質と生産性の向上に直結します。Siemens Industrial Copilot for TIA Portal Engineeringは、2024年夏にSiemens Xceleratorマーケットプレイスよりダウンロード可能になります。